熊谷守一の生涯に迫る 東京国立近代美術館で大回顧展 − 岐阜新聞 Web
熊谷守一の生涯に迫る 東京国立近代美術館で大回顧展
2017年12月01日08:56
写真:熊谷守一の生涯に迫る 東京国立近代美術館で大回顧展
1日に開幕する熊谷守一の大回顧展の内覧会で、作品に見入る土屋礼一さん(手前右)、県美術館協議会の杉山幹夫会長(同中)ら=東京都千代田区、東京国立近代美術館

 岐阜県中津川市出身の洋画家熊谷守一(1880〜1977年)の画業をたどる大回顧展「没後40年 熊谷守一 生きるよろこび」が12月1日、東京都千代田区の東京国立近代美術館で開幕する。11月30日には内覧会があり、来場者が初期から晩年まで熊谷の代表作や貴重な資料が並んだ展示をじっくりと鑑賞した。回顧展は来年3月21日まで。

 内覧会には、守一の次女の画家榧(かや)さん、日本画家土屋礼一さん=養老郡養老町出身=、県美術館の日比野克彦館長、柳ケ瀬画廊(岐阜市)の市川博一社長、県美術館協議会の杉山幹夫会長らも駆け付けた。

 同展では、初期から晩年まで約200点に及ぶ作品群やスケッチ、手紙などを展示。印象的な色使いや輪郭線といった熊谷の画風が確立されていくさまや、シンプルながら考え抜かれた画力の高さ、生き物に注いだ温かなまなざしを感じることができる。

 県美術館の「朝のはぢまり」や「ヤキバノカエリ」、「はま浪太(なぶと)」などのほか、熊谷守一つけち記念館(中津川市)や同画廊からも多数の油彩画やスケッチ、資料などを貸し出し、展示の質を高めている。

 内覧会の開会式で、榧さんは「こんな立派な所で展覧会をやってもらえて感慨無量」と話していた。