遊んだおもちゃ交換 高山市でバザール − 岐阜新聞 Web
遊んだおもちゃ交換 高山市でバザール
2017年12月03日09:22
写真:遊んだおもちゃ交換 高山市でバザール
福田仁重さん(右)らが修理し、かえっこバザールで交換できるおもちゃ=高山市三福寺町、不用品リフォームセンター

◆修理や消毒サービス

 たくさん遊んだおもちゃ、捨てるのではなくかえっこしませんか―。壊れたおもちゃの修理をボランティアで行っているNPO法人高山おもちゃ病院は、岐阜県高山市三福寺町の不要品リフォームセンターで、全国で2番目となる常設のおもちゃ交換会「かえっこバザール」を開いている。交換できるおもちゃ全てに修理や消毒を行い、もらってくれる子どもたちを待っている。

 高山おもちゃ病院は2007年に設立され、小学生から80代まで24人のメンバーがいる。イベントや同センターの病院作業場で修理を行ってきた。

 病院は、「処分されるおもちゃを減らしたい」と市資源リサイクルセンターに持ち込まれたおもちゃのうちそれほど傷んでいないものを年に400〜500個提供してもらい、修理後、市内で開かれる「リフォーム製品フェア」にほぼ無料で出してきた。

 しかし、もらわれるのは年100個ほどで、出せなかったものや残ったおもちゃが「処分されるのはかわいそう」と一部を保管。それらと直接病院に持ち込まれたおもちゃを交換用に用意した。

 かえっこバザールは全国でイベントとして開催されている。持ち込んだおもちゃや整理、掃除など会場でのお手伝いでもらえるポイントを集め欲しいおもちゃと交換する。

 常設は兵庫県に次ぎ全国で2カ所目。交換対象のおもちゃ全てを修理、消毒するのは高山が唯一という。福田仁重代表(66)は「せっかくおもちゃ病院がやるのだから、修理や洗浄、消毒などをして新しい持ち主に届けたい」とその理由を話す。直すことで欲しい人に使ってもらい、部品を再利用してごみを減らしたいという思いもある。

 洗浄済みのプラレールや洗濯して高温殺菌しアルコール消毒もしてダニを除去した縫いぐるみなど現在並んでいるおもちゃは約900個。交換に向け手当てを待っているおもちゃが約4千個ある。

 修理を行う、おもちゃの“お医者さん”大下健児さん(67)は「動かなくても、部品を作ったりして直せる。眠っているおもちゃがあれば持ってきて」と呼び掛ける。毎日4人ほどのメンバーがこれまで培ってきた腕を生かして修理している。福田さんは「もったいない、物を大事に使おうという心を小さい子に教えたい。ぜひ来てほしい」と話す。

 かえっこバザールは平日の午後1〜3時と第3日曜日の午前10時〜午後3時(今月と2月は休止)に開いている。