家畜防疫、備え万全 冬季迎え県内で訓練 − 岐阜新聞 Web
家畜防疫、備え万全 冬季迎え県内で訓練
2017年12月04日09:05
写真:家畜防疫、備え万全 冬季迎え県内で訓練
防護服の着脱方法について説明を受ける職員=岐阜県瑞浪市役所

◆鳥インフルや口蹄疫想定

 冬季を迎え、家畜伝染病のまん延に備えようと、岐阜県内の各地で防疫訓練が行われた。今年1月に山県市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが確認されたことなどを受け、養鶏場の多い瑞浪市では市職員らが防疫対策などへの理解を深めた。

 同市は高病原性鳥インフルエンザ防疫対策講習会を市役所で開き、本年度入庁した12人が発生時の対応や防護服の着衣方法などを学んだ。市家畜診療所衛生係の安藤紀之さんが鳥インフルエンザの感染力や初動時の動きなどを説明。「治療法がないため、発生農場の家禽(かきん)は全て殺処分する。殺処分に関わらなくても車両や農場の消毒などを行う場合があるので、対策や防疫方法を覚えてほしい」と話した。

 同市内では採卵用や肉用の養鶏を県全体の約3割を占める約190万羽飼育している。

写真:家畜防疫、備え万全 冬季迎え県内で訓練
車両の消毒訓練を行う参加者=岐阜県美濃市生櫛、中濃総合庁舎

 一方、美濃市生櫛の中濃総合庁舎では、口蹄疫(こうていえき)の発生に備えた防疫訓練があり、県内の畜産農家や県職員ら約140人が対応を学んだ。中濃家畜保健衛生所の職員から埋却作業での注意点や初動防疫措置などの説明を受けた後、屋外で消毒訓練を実施。消毒ポイントの設営作業や車両の誘導方法を確認し、動力噴霧器を使って車両を消毒する訓練を行った。