医師らに時間外手当2.4億円追加支給 中津川市 − 岐阜新聞 Web
医師らに時間外手当2.4億円追加支給 中津川市
2017年12月12日08:26

 岐阜県中津川市は11日、市民病院などの医師や看護師らの時間外勤務手当の算出方法の解釈に誤りがあり、対象の616人に時効になっていない過去2年分の不足額計2億4237万2千円を追加支給すると発表した。これまで国家公務員の一般職に準拠した条例に基づき算出していたが、昨年11月、恵那労働基準監督署から労働基準法に基づくよう是正勧告を受けていた。

 市はこれまで、国家公務員に準拠して、時間外勤務手当を算出する際に、医師手当や特殊手当といった「特殊勤務手当」などを考慮していなかった。労基法では考慮するよう求めている。

 昨年11月、市民病院の研修医だった男性から相談を受けた恵那労基署が男性の手当に関し是正勧告。市は不足額を追加支給した。他の職員に関する手当でも口頭で是正の指導があり、改正することにした。対象は市民病院や国保坂下病院、家畜診療所や消防本部などの医師、看護師、薬剤師、保健師、介護福祉士、獣医師、救急救命士ら現業職員。追加支給額は1人当たり最大で医師の1200万円。

 市は11日の市議会本会議に、条例改正案と追加支給額を計上した本年度一般会計補正予算案を提出。可決されれば28日に支払う。

 記者会見した市岡清総務部長は「法の解釈を誤り、厳しい労働環境の中で手当が不足していたことは申し訳ない」と謝罪し、「医師確保の課題も抱えているため、しっかり支払いたい」と話した。