藤田嗣治の芸術紹介 ぎふチャンギャラリー − 岐阜新聞 Web
藤田嗣治の芸術紹介 ぎふチャンギャラリー
2018年01月19日08:29
写真:藤田嗣治の芸術紹介 ぎふチャンギャラリー
藤田嗣治の代名詞ともいえる乳白色の肌の女性像が堪能できる会場=岐阜市橋本町、岐阜放送本社前のぎふチャンアートギャラリー

 洋画家藤田嗣治(1886〜1968年)の芸術を紹介する「テレビ開局半世紀記念 藤田嗣治展」が18日、岐阜市橋本町の岐阜放送本社前にあるぎふチャンアートギャラリーで始まった。エコールド・パリに沸く1920年代の作品を中心に、乳白色の肌が特徴的な女性像の油絵など個人蔵の9点を並べている。3月11日まで。

 岐阜放送がテレビ放送を開始して今年50年を迎えるのに合わせ、県美術館の協力を得て企画した。

 油絵はこのうち、寂寥(せきりょう)感漂う風景を描いた「十字架のある風景」をはじめ5点。「横たわる女性」や「若い女性」は、淡い独特の色調と面相筆の墨の線で描かれ、柔らかく精緻な雰囲気。淡彩の「若い女の横顔」やエッチングの「版画集『子供たち』から」は、女性や子供のえもいわれぬ表情に引き付けられる。著名な「カフェ」を原画にしたロイヤルコペンハーゲンの陶板画もある。

 廣江泰孝県美術館学芸員は「近年のブームの中でも、見る機会が多いとはいえない藤田の作品を鑑賞できる特別な機会。パリを魅了したその芸術を楽しんでみては」と話している。