生殖機能温存に県が助成 若年がん患者向け − 岐阜新聞 Web
生殖機能温存に県が助成 若年がん患者向け
2018年02月07日09:09

 岐阜県は新年度、がん治療で生殖機能を失う恐れのある若い世代に精子や卵子などを凍結保存する費用の一部を助成する方針を固めた。県によると、同様の助成制度を設けている都道府県は滋賀県と京都府のみで、3例目となる。

 抗がん剤や放射線による治療は副作用で生殖機能を低下させたり、失わせたりする恐れがある。がんの治療後に子どもを望む人の支援の必要性は高まっているが、生殖機能の温存は保険適用外で患者の負担が重いことなどから助成を決めた。

 対象は男女とも申請時点で43歳未満の県内在住者。1人1回を限度に最大、精子の凍結に3万円、卵子、受精卵、卵巣組織の凍結に20万円を助成する。実費の3分の1から2分の1程度に軽減できるという。男女計約10人の利用を見込む。

 県担当者は「患者や医療従事者にも生殖機能の温存治療の認識は広まっておらず、保険が適用されないために踏み切れない人もいる。若年がん患者が希望を持って治療に臨んでもらえるようにしたい」と話している。