バレンタイン、主流は自分用 高級チョコ人気 − 岐阜新聞 Web
バレンタイン、主流は自分用 高級チョコ人気
2018年02月10日08:43
写真:バレンタイン、主流は自分用 高級チョコ人気
14日のバレンタインデーを前に、自分好みのチョコレートを品定めする女性客ら=岐阜市日ノ出町、岐阜高島屋

 14日のバレンタインデーが迫り、岐阜県内の百貨店や菓子店で商戦が最盛期を迎えている。自分が楽しむ自分用チョコレートの需要が高まり、単価も年々上昇。こうした中、女性の心をつかもうと各店ともデザインや味にこだわった商品を充実させている。一方、義理チョコ需要は依然として見込めるものの、単価は下落傾向で、二極化が顕著となっている。

 岐阜高島屋(岐阜市日ノ出町)は、毎年恒例の「アムール・デュ・ショコラ」を特設会場で開いている。今回は約80ブランドを扱い、一部の限定品は既に完売しているほどの盛況ぶりだ。売り上げ目標は1億5千万円を設定。

 人気は「ピエール・ルドン」といったベルギーやフランスなどの海外ブランド。予約が取れない日本料理店として話題の「賛否両論」のショコラアソート(8個入り、税込み2160円)も注目を集めている。

写真:バレンタイン、主流は自分用 高級チョコ人気
岐阜金蝶堂の新作のチョコレートをコーティングした鮎菓子=岐阜市神田町、同店

 「自分用チョコの購入を優先し、贈り物はその次という傾向が強い」(担当者)といい、自分用の単価は年々高くなっており、今年は3千〜5千円。「高価でもおいしいものが求められ、ひと工夫しないと売れない」と話す。瑞穂市の女性会社員(25)は「自分用がメイン。普段は買えない少しぜいたくな商品を選びたい」と熱心に品定めをしていた。

 岐阜地区を中心に7店舗を展開する洋菓子店ル・スリジェダムール(岐阜市北一色)は、高級志向の顧客ニーズの取り込みに積極的だ。デザインにこだわり、宝石のような高級感を演出しているコレクション(8個入り、税込み2074円)が人気を博している。

 同店担当者は自分用の単価が3千円超と高価な一方、義理チョコは300〜500円で下落傾向が続き、「自分用と義理チョコの二極化が進んでいる」と指摘する。

 バレンタインを商機と捉えて動く店もある。老舗和菓子店の岐阜金蝶堂(同市神田町)は、今年から表面にチョコレートをコーティングした鮎菓子を販売。鮎菓子販売の底上げを狙い、片山勉代表社員(49)は「若い女性が購入しており、新しい客層を取り込めている」と手応えを感じている。商品は予約販売のみで、1個130円(税込み)。