大震災津波被災の工場解体開始 宮城・閖上、爪痕残す建物消える

2018年11月09日 10:26

解体作業が始まった、宮城県名取市閖上地区の水産加工会社「佐々直」の旧本店工場=9日午前

解体作業が始まった、宮城県名取市閖上地区の水産加工会社「佐々直」の旧本店工場=9日午前

 東日本大震災の津波で深刻な被害に遭った宮城県名取市閖上地区で、流されず残っていた「笹かま」で知られるかまぼこ工場の解体作業が9日、始まった。名取市は震災遺構として一時保存を検討していたが、「民間企業の施設を遺構にするのはどうか」など異論が根強く断念した経緯がある。同地区で津波の爪痕を残す建物はほぼなくなる。

 建物は、1982年に建てられた地元水産加工会社「佐々直」の旧本店工場(鉄骨2階建て)。大型重機を使い、約2週間かけて内部材やコンクリートなど分別しながら作業を進める。

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