岐阜酒好物語

キューカンバー

2018年05月21日 15:25

キューカンバー

 気温も上がり、青物の野菜がおいしい季節になってまいりました。皆さま、一日に必要な野菜は食べられていらっしゃいますか。そのようなことを考えていて思い出したカクテルがあるので紹介いたします。

 カクテルの名前は「キューカンバー」といい、訳すと「キュウリ」ということです。しかし、このカクテルには、少しもキュウリが使われておりません。

 作り方は比較的シンプルで、グリーンミント・リキュールをグラスに注ぎ、その上に、混ざらないように生クリームをフロートする、プースカフェスタイルのレシピです。

 このカクテルは、「グラスホッパー」というカクテルの、昔の作り方レシピから、ホワイトカカオ・リキュールを抜いたものとして紹介されています。

 グラスホッパーがいつ作られたか定かではありませんが、名前からすると、英語圏から生まれたというのは判断できます。その中で興味深い話がありました。

グラスホッパー

 イギリスではその昔、キュウリは気候風土の関係で育てることも難しく、輸入に頼った食材だったそうです。また、一般庶民では食べられないほど高級品だったとか。カクテルはその憧れから生まれたのかもしれませんね。

 当店のことですが、20代の若いお客さまに、グラスホッパーを注文される傾向があり、チョコミントまたはミント味のカクテルが、近年の趣向に合っているように思います。

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大上 信彦

(おおうえ・のぶひこ)
 岐阜・柳ケ瀬で、「Cafe&Bar Wizard」を経営し、カクテルの大会入賞経験もあり、ご当地キャラカクテルなども作っているバーテンダーでもあり、カルチャースクールで手品の講師も務めるプロマジシャンとしても活動中。