岐阜酒好物語
黒い犬のウイスキー

2018年04月23日 11:43

ク・デュー

ク・デュー

 バーテンダーのバイブルといわれ、近年ではBSフジでドラマ化された「Barレモン・ハート」という漫画がございます。作品の中には、数多くのお酒が登場するのですが、漫画を読まれた方の記憶に残り、興味をそそるお酒があり、その中の一本をご紹介致します。

 単行本の第16巻、ドラマではシーズン2で放送された「白と黒」という話に登場する「ク・デュー」というウイスキーです。

 物々しい雰囲気のラベルには、犬が描かれておりますが、ゲール語で「黒い犬」という意味があります。その昔は「ロッホデュー」として発売されていました。ロッホデューは終売となりましたが、名前を変えて再販されたウイスキーです。

 スペイサイドのマノックモア蒸溜所で造られていますが、1972年にグレンロッシー蒸溜所の敷地内に造られた第2の蒸溜所で、グレンロッシーとは姉妹蒸溜所となります。

 黒い液体はバーボン樽を極端に焦がし、原酒を寝かせることで付いたとなっておりますが、カラメル色素も使い、黒い色となっています。

 飲んでみると、スモーキーな部分はなく、最初に甘さを感じますが、すぐに消えてスパイシーな部分が顔を出し、切れの良い感じの一杯といえます。香りは黒糖やクッキーな感じです。

 作品に出てきたお酒を飲みながら、ストーリーを振り返ると、物語の面白さが倍増します。そんなお酒との出合いも兼ねて、バーへ足を運んでみてくださいませ。


過去の記事