岐阜酒好物語
ウイスキーに使われる樽

2018年06月18日 11:52

スコッチウイスキー「グレングラッサ_エボリューション」。テネシーウイスキー「ジョージ・ディッケル」(奥)の空き樽で熟成

スコッチウイスキー「グレングラッサ_エボリューション」。テネシーウイスキー「ジョージ・ディッケル」(奥)の空き樽で熟成

 ウイスキーの蒸溜所見学をされた方は、樽(たる)の保管施設も見ていると思いますが、多くの方はおぼろげなイメージしかないのではと思うところ。そこで、樽について少し触れてみようと思います。

 ウイスキーが無色透明のまま飲まれていたのは、15~16世紀あたりになりますが、樽で熟成させるようになったのは17世紀以降で、税関を避けるために樽に入れて運んだことが今につながっております。

 使われる木はオーク材(楢「なら」)で、家具や薫製用のチップなどにも使われています。ラベル表示で、カスクと書いてある場合は樽の種類を指し、バレルと書いてある場合は大きさを意味します。

 その種類ですが、アメリカン・ホワイトオーク、コモン(スパニッシュ)・オーク、セシル(フレンチ)・オーク、ミズナラ(ジャパニーズ)・オークが使用されています。

 そして、別のお酒を造った空樽を使用するところがあり、バーボン、ワイン、シェリー、ラム、ビールなど、◯◯・カスクと表示されます。ちなみに、バーボン樽は米国の法律で、新品の樽が一度しか使えないところから、スコッチウイスキーをはじめ、世界的にメーカーなどへ使い終わった樽を売っています。

 なので、バーボン・カスクと表示されていた場合、どこのメーカーの樽を使っているのか、調べてみて飲み比べをするのも、面白い飲み方といえます。

 ザックリとさわりの部分の樽について書いてみましたが、いかがでしょうか。次に書くときはもう少しかみ砕き、細かな部分を書かせていただきます。


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