岐阜酒好物語
ボトラーズのウイスキー

2018年07月09日 15:58

シグナトリー(ブナハーブン)=左=とキングスバリー(ミルトンダフ)

シグナトリー(ブナハーブン)=左=とキングスバリー(ミルトンダフ)

 シングルモルトのスコッチウイスキーを飲んでいくと、一度は飲んでいただきたいところが「ボトラーズ」といわれているウイスキーです。

 品ぞろえの良い酒屋さんに足を運んだ方は見たことがあると思いますが、「瓶詰め業者」ともいわれ、蒸溜所から樽(たる)を買い、自社で樽を保管管理して、オフィシャルでは味わえない商品を提供している会社で、ウイスキーそのものを造る蒸溜所を持っていません。

 ボトラーズブランド全般に原酒の味を生かして、単一の樽だけで商品化したり、オフィシャルが出さない年数のウイスキーを提供しているのが特徴的で、また、閉鎖された蒸溜所の樽を保管していたり、オフィシャルで商品化されていないウイスキーを提供することもあります。

 また、流通しているウイスキーは、ボトラーズの方が多いといわれています。その裏には、蒸溜はしていても、瓶詰めや販売網を持っていない蒸溜所が多いという部分もございます。

 会社名の一部を書き出すと、シグナトリー、キングスバリー、ケイデンヘッド、ブラックアダー、ゴードン&マクファイルなどがあり、会員にならないと買えませんが、スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティーというボトラーズもございます。

 ボトラーズのラベルには、蒸溜所名(シークレットの場合もあり)、蒸溜所の地域、蒸溜日、瓶詰め日、樽の種類、瓶詰めされた本数、アルコール度数などが記載されています。

 それにより、ひと樽分しか商品が無く次は手に入らないこともあったりしますが、そこに面白さがあるともいえるでしょう。

 お酒に詳しいバーテンダーのお店であれば、最低でも一本くらいはボトラーズのウイスキーがあると思いますので、ご注文されてみてはいかがでしょう。

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