岐阜酒好物語
アラック

2018年07月23日 08:05

アラック・クーラー

アラック・クーラー

 イラクなど中近東を中心に、北アフリカなどでも造られており、江戸時代に長崎を経由して輸入までされていた伝統的なお酒「アラック(アラク)」を紹介いたします。

 1330年代に書かれた、中国の料理書にも記載されているほど、早くから生産されたものが世界に向けて出荷されているお酒です。

 当初は、ブドウ、ナツメヤシを原料とし、発酵、蒸溜したものでしたが、地域が変わると、米、ヤシの樹液、ヨーロッパでは、サトウキビなども原料として使われるようになります。

 私が手にした「アラック」は、インドネシアのバリ島のもので、米とココナッツが使われていました。バリ島で最もポピュラーな蒸留酒と明記されております。バリ島で「アラック」を注文すると、くし切りのレモンやライムが入ったビニール袋に入れて渡されるらしいのですが、テイクアウトのお店での話だと思います。

 以前に、「ラク」というお酒の話を書きましたが、「アラック」から派生したお酒なのです。また、日本に輸入されたときは、「阿剌吉」「阿剌基」と書いて、「あらき」と呼んだとのことです。

 飲み方としては、ストレートやロックというところですが、「パンチ」といわれる、パーティーなど、たくさんの人に振る舞うカクテルが、初めて作られたときに使用されたお酒という歴史もあるようです。

 他に、ショートで「アラック・カクテル」、ロングで「アラック・クーラー」などもあり、バリ島などではスタンダードカクテルのベースを「アラック」に変更することもあるようです。

 日本で、一番の暑さとなった岐阜で、暑い国のお酒を楽しんでみてはいかがでしょう。このお酒は、健康促進によいとされております。


過去の記事