8月4、5の両日、岐阜市でサブカルチャーのイベント「ぜんため」が開催されました。そこにVR工場見学として参加されていたのが、山口県岩国市の旭酒造です。「獺祭」といえば、知っている方も多いと思います。
前日に、VRの皆さまが、飛び込みでお店に来店されたのがきっかけで、お礼を兼ねて、初日にVR体験へ行ってきました。
獺祭のVRは、映像が株式会社アルファコード、VRシステムがHTC NIPPON株式会社という2社によって、8Kの映像で観ることができるもので、お米を炊くシーンなど、匂いまで感じるような雰囲気の映像でございました。
旭酒造は、創立が1948年で、醸造アルコールを一切使わない、純米大吟醸だけを造っているのが特徴の醸造メーカーです。「獺祭」の名前は、蔵元の地名から付けられています。
2017年には、アメリカのニューヨークに酒蔵を建設することを発表し、「獺祭」と別ブランドで生産をすると発表もしております。
そんな中、旭酒造も平成30年7月の豪雨被害に遭われ、一部が浸水し、製造中止を余儀なくされましたが、ひと月を待たず、同月28日には再稼働にこぎ着け、「ひと月ほど後には、通常通りの商品を出荷できそう」という話を伺いました。
試飲もさせていただき、「獺祭 純米大吟醸 二割三分」という商品ですが、個人的な感想で、ふくよかに広がる甘さと柑橘系の香り、ミントを感じさせる清涼感のあるとても飲みやすい味わいでした。
「ぜんため」の初日終了後に、VRブースにいた旭酒造の営業の方がお店に足を運んでいただけ、「よろしければ飲んでください」と、「獺祭」を持ってきてくれました。
この一本は、当店、また個人で、ただ消費するには偲びないと思い、豪雨災害募金の箱を置き、募金された皆さまに振る舞うことにしました。
旭酒造の営業の方とVRの皆さまに、この場を借りて、素敵なご縁をいただき感謝いたします。