岐阜酒好物語
サゼラック

2018年09月03日 11:47

サゼラック

サゼラック

 混ぜ合わせて一杯のドリンクを作る歴史は古く、カクテルという名がなかった時代から、調合という行為はございました。時が過ぎ、カクテルという名前が生まれ、初めて作られた世界最古といわれる一杯が「サゼラック」です。

 一番有力な説として、アメリカのニューオーリンズで1930年頃から飲まれているといわれ、1959年に、ジョン・シラーが命名したといわれています。

 しかし、その歴史はさらに古く、1924年に出版された、日本初のカクテルブックに「サゼラック」の名前とレシピが掲載されています。

 また、材料が変化したカクテルでもあり、元々はブランデーで作られていたのですが、1860年代にフランスで起こったブドウの木の被害により、輸入が途絶え、ライ・ウイスキーで作られるようになりました。

 このカクテルを作るにあたり、使用するウイスキーがございます。1933年からニューオーリンズで生産されている「サゼラック・ライ・ウイスキー」です。

 レシピは、ライ・ウイスキー、アブサン、ビターズ、角砂糖、水少々を使いますが、ビターズが公式では、「ペイショーズ・ビターズ」を使うとなっております。しかし、使用されている材料に問題があるのか輸入されていないので、「アンゴスチュラ・ビターズ」を使うことになります。

 日本初のカクテルブックでは、ブランデー、ビターズ、ガムシロップ、レモンピールというレシピで掲載されました。私が外国のお客さまからオーダーされたときは、オリジナルのレシピに、オレンジピールを使う作り方を教えていただきました。

 世界最古とされるのカクテルを飲んで、お酒の席の話のネタにしてみてはいかがでしょう。

過去の記事