岐阜酒好物語
太宰も愛した〝緑の妖精〟
チェコで復活「アブサン」

2019年09月16日 18:31

チェコ・アブサン

チェコ・アブサン

 ビールの消費量が世界一といわれるチェコ共和国には、もう一つ有名なお酒がございます。日本の漫画のタイトルにもなった「アブサン」です。緑の妖精や緑の悪魔といわれる薬草系のお酒です。

 その昔、使われていた材料のニガヨモギに中毒性があるといわれ、販売製造が止まったのですが、後々、アルコール中毒であったとされ、ニガヨモギを使用したアブサンを復活させた国として認知されています。

 世界的に有名な芸術家や音楽家らがとりこになったことも知られており、日本人では、太宰治の名前が出てまいります。

 チェコの首都プラハには、アブサンショップがあるそうです。そこには、アブサンのソフトクリームもあるらしい。

 アブサンは、元は薬として作られたようで、スイス人の医師が、鎮痛、解熱の効果を持たせ開発しました。その一例で、フランス軍がアルジェリア侵略戦争のときに、赤痢予防で飲んでいたといわれます。フランスで流行したのはこの戦争後のことです。

 アブサンは、水が混ざると白濁すると認識している方も多いのですが、私が購入した、「チェコ・アブサン」は白濁しません。味わいはドライで薬だったことを認識させられるような風味です。

 機会がございましたら、ぜひ一度、口にしてみてはいかがでしょう。


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