岐阜酒好物語
清酒の蔵元、こだわりの一本
クラフト・ウイスキー「KIYOSU」

2019年11月25日 12:17

クラフト・ウイスキー「KIYOSU」

クラフト・ウイスキー「KIYOSU」

 岐阜市と同じく、織田信長が城を構えた地の一つ愛知県清須市にある「清洲城信長 鬼ころし」を製造している醸造所「清洲桜醸造」が、2019年9月に「KIYOSU」と名付けたクラフト・ウイスキーを発売しました。

 構想から10年の歳月を経て、1万本限定で出されたウイスキーです。地の特色を生かしたクラフト商品の開発を考え、「まっとうなウイスキー」づくりにこだわり、完成した味わいを出すため、樫樽(かしだる)で5年間、酒蔵の地下貯蔵庫で熟成させた一本です。

 仕込みの段階で、清酒の蔵元ならではの清酒酵母を使用してモルトの発酵をし、厳選した大麦のみを使用したグレーンをブレンドしており、100パーセント自社製造で仕上げられています。

 私がテイスティングした香りは、清酒酵母からと思われる匂いの後、しばらくするとカカオ、バニラ、黒糖が顔を出してきました。

 味わいは、香りには感じなかったスモーキーな部分がいきなり広がり、甘酸っぱいミカンと紅茶、焼けたゴム、青海苔、余韻は長めで、後から甘さが残る感じでした。

 年数からくる浅い感じもなく、ウイスキーとしてのこだわりが感じられる一本です。

 ちらほらと増えている、国産クラフト・ウイスキーを皆さまも探して飲んでみてはいかがでしょう。