岐阜酒好物語
オイル缶? 目を引くボトル形状
「スティルハウス・ブラック・バーボン」

2020年03月16日 15:30

「スティルハウス・ブラック・バーボン」

「スティルハウス・ブラック・バーボン」

 酒屋さんにお酒を見に行き、通常とは異なる形のボトルを見かけますが、今回は、群を抜くスタイルをしたバーボン・ウイスキーを紹介いたします。

 アメリカン・ウイスキー業界に殴り込みをかけるように、伝統や常識を揺さぶるのを目的に、ブラッド・ベッカーマン氏がスティルハウス ・スピリッツ社を設立しました。

 2016年に「スティルハウス・ムーンシャイン」を発売。1日も樽(たる)で熟成させていないコーン・ウイスキーで、目を引くボトル形状のためすぐに人気となり、ボトルはデザイン賞を受賞するほどの一本です。

 そのボトル形状は、車やバイクのオイル缶の形で、オリジナルで一から製作されたそうです。リサイクルも考慮しており、アルミ製となっております。ちなみに、「ムーンシャイン」は、赤い缶のデザインです。

 私が手に入れたのは、黒い缶の「スティルハウス・ブラック・バーボン」です。こちらは、2018年に発売されました。材料には、コーン、ライ麦、大麦が使用されています。

 材料は普通と思いきや、樽で熟成させた仕上げに、ローストしたコーヒー豆を投入して風味を追加しております。

 サクラなどの木製チップを使用してフレーバーするのは聞いたことがありますが、コーヒー豆を使った仕上げに興味を引かれました。

 個人的な感想は、香りは、レモンやオレンジの柑橘(かんきつ)系、チョコレートの焼き菓子を感じ、味わいは軽く、程よい甘さと爽やかな軽い印象でした。バーボン特有の風味も弱く、余韻にわずかな香ばしさが残る一杯です。

 お酒は飲まないとわかりませんが、〝ジャケ買い〟でも面白い味わいの一本に出合えますよ。


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