岐阜酒好物語

海底で一世紀 眠っていたお酒

2019年11月18日 13:03

B&B

B&B

 102年前に沈没したスウェーデンの船からお酒が回収されたというニュースがございました。

 1917年、第一次大戦時にドイツ海軍の潜水艦の魚雷で、「カイロス号」という蒸気船が帝政ロシアに向かう途中のバルト海で沈没しました。

 その海底に沈んだ船から、お酒を回収することを専門とするスウェーデンの「オーシャンX」というグループが、900本のお酒を引き上げたそうです。

 回収したお酒は、メーカー不明のブランデーとリキュールという内容で、リキュールは現在、バカルディ社が所有しているものと判明しているそうです。

 リキュールの名前は、「ベネディクティン D.O.M」というお酒で、薬草香草系の一本です。ニュースの写真を見ると、ボトル形状が今と差がなく、わかりやすい状態でした。

 ブランデーと「ベネディクティン D.O.M」を使用したカクテルといえば、「B&B」という一杯がございます。ショットグラスを使用し、リキュール、ブランデーの順で注いで二層を作るカクテルです。この蒸気船の方も飲まれていたかもしれません。

 回収されたお酒は、バカルディ社が分析しているそうで、後々、国際的な競売に出されるそうです。

 リキュールは今でも販売されていますので、こよいはニュースになったお酒を飲んでみてはいかがでしょう。

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大上 信彦

(おおうえ・のぶひこ)
 岐阜・柳ケ瀬で、「Cafe&Bar Wizard」を経営し、カクテルの大会入賞経験もあり、ご当地キャラカクテルなども作っているバーテンダーでもあり、カルチャースクールで手品の講師も務めるプロマジシャンとしても活動中。