岐阜酒好物語

強い香り、余韻スパイシー

2020年01月20日 13:21

ジャーマン・ウイスキー「スライヤーズ」

ジャーマン・ウイスキー「スライヤーズ」

 メルセデスやBMW、ポルシェなどの自動車とビール、ソーセージが有名な国といえばドイツですが、他のイメージが湧く方はいらっしゃいますでしょうか。

 そんなドイツにもウイスキーがございます。この国の蒸留酒には、シュナップスやコルンというものが日本にも輸入されていましたが、ウイスキーは輸入されていませんでした。理由は小規模なクラフト蒸留所が多く、国内消費で終わっていたからです。

 ウイスキー造りの歴史は、1818年に設立した「スクラムル蒸留所」が最古とされています。本格的に生産されるようになったのは1900年代に入ってからです。

 ドイツ国内で注目されている蒸留所が、1999年にバイエルン州のシュリールゼーに設立された「スライヤーズ蒸留所」です。ドイツでは最大規模でバイエルン産ウイスキーのパイオニアということです。

 この蒸留所のウイスキーを手に入れましたので紹介いたします。名前は、蒸留所名の「スライヤーズ(スリアース)」で、シングルモルト・ウイスキーです。

 このウイスキーは、地元産の大麦とバイエルンアルプスの湧き水を使用した一本で、アメリカン・ホワイトオークの樽(たる)で3年熟成されています。

 テイスティングは、ビール酵母を使用していると思われる香りが強い印象で、味わいは、焼いたパンのような香ばしさのあと、余韻にピリッとしたスパイスの感覚がある一杯でした。

 他のメーカーのジャーマン・ウイスキーも、数点が日本で手に入るようなので、興味のある方は探してみてはいかがでしょう。

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大上 信彦

(おおうえ・のぶひこ)
 岐阜・柳ケ瀬で、「Cafe&Bar Wizard」を経営し、カクテルの大会入賞経験もあり、ご当地キャラカクテルなども作っているバーテンダーでもあり、カルチャースクールで手品の講師も務めるプロマジシャンとしても活動中。