おきらくご

第六十回 第9回てんしき杯

2018年05月07日 15:13

  • 第9回てんしき杯学生落語王者決定戦のポスター
  • 前回大会の優勝者・ながら家千兵衛

 8月が来ると、56歳になります。自分では、全く自覚がありません。でも世間から見れば、立派なおじさんです。

 おじさんは、落語が大好きです。そして、その落語に青春をかけている大学生がもっと大好きです。35年前、その頃の大人から「新人類」と呼ばれていたわれわれ世代も、すっかりくたびれた中年男になってしまったけれど、幸か不幸か落語でつながった人の輪は、飽きることのない前向きな生活を私に与えてくれます。

 同じ8月、またてんしき杯の季節です。今年はエントリー初日に定員の120人余が埋まってしまうという、未曽有のエントリーラッシュとなりました。学生たちがまた、暑い夏に熱い闘いをするために岐阜に乗り込んでくるのです。最高の舞台を提供し、私はその熱気の中に身をゆだねる。毎年1回、灼熱地獄の岐阜の夏に、体が溶けるほどの濃い2日間を過ごすのです。

 今回のおきらくごは、そのてんしき杯の紹介をしたいと思います。

    ◇

 第9回 てんしき杯学生落語王者決定戦

※日程 予選:平成30年8月18日(土)
    決勝:   〃  19日(日)

※予選会場
 A・Dブロック~じゅうろくプラザ5階 和会議室 AM10:00~
        (HP) http://plaza-gifu.jp/  

 B・Eブロック~岐阜市文化センター 4階和室 AM10:20~
        (HP) http://gifu-culture.info/ 

 C・Fブロック~金神社(岐阜市金公園内)2階和室 AM10:20~
        (HP) http://www.geocities.jp/koganejinjya/kaikan1.htm 

 最初のブロックが終了すると昼休みです。食事の後 後半のブロックを始めます。

※予選の方式について
 予選ブロックはAからFまでの6ブロック。そして各ブロック1人を選出、さらにすべてのブロックから敗者復活の2人を惜敗率(点数)で引き上げます。募集人員は昨年に引き続き122人。A21 B20 C20 D21 E20 F20の合計122となります。

※現在決定済みの審査員の皆さん(予選)
 桂梅團治・月亭遊方・林家花丸(上方落語協会)
 桂文治・江戸家まねき猫(落語芸術協会)
 柳家小せん・鈴々舎馬るこ(落語協会)<馬るこ師匠は予選のみ>
 広瀬和生(落語評論家)  奥山景布子(作家) 
 中島泰貴(岐阜高専教授) 佐藤友美(東京かわら版)

※予選公式ルール
★予選は10分以内。10分10秒までが誤差の範囲。それ以上になるとつけた点数が半分になります。10分30秒過ぎると次の出囃子(でばやし)が鳴り強制終了となります。出囃子が鳴ったら噺(はなし)の途中でも退場。そのまま続けると失格となります。タイムの対象時間は入場後頭を下げた瞬間よりサゲを言った瞬間まで。

★審査員は各ブロック4人ずつ。採点基準がより明確になりました。
1.しゃべりの「間」を含めた技術の高さ
2.体からにじみ出るような面白さ(フラ)
3.10分に噺をまとめた構成力の高さ
4.目線、所作、そして着物の着付け
5.審査員の主観

 この五つを総合して審査員が1~5位までの順位をつけます。

 なお、テキストとして用いた音源または映像に対する模倣、いわゆる「完全コピー」については、「完コピも芸のうち」という見解によりプラス点と致します。

※点数 なるべく同じにならない点数配分を採用しました。
 1位→15点 2位→9点  3位→4点  4位→2点  5位→1点

※得点について
 審査員4名が同じ点数を持ちます。得点の高い方が上位です。ただし同点の場合はブロック長が上位にした学生が進出。それでも同点の場合はタイム10分以内で近い方が進出となります。

※決勝進出者発表 予選終了1時間後
 JR岐阜駅前じゅうろくプラザ大ホールにて
 A・B・C・D・E・F各ブロックより1人、敗者復活2人の計8人を選出

 <決勝トーナメント> 
19(日) AM10:00~PM4:00
JR岐阜駅隣接 じゅうろくプラザ2階 大ホール
一回戦4試合、準決勝、決勝、3位決定戦の計8試合を行う。

◎決勝審査員 各7人が赤コーナーか青コーナーのどちらかに投票
優勝 賞金10万円、てんしき杯、楽屋のれん
準優勝 賞金3万円、寄席のぼり
3位 賞金1万円  決勝進出者全員に明宝ハム詰め合わせ

 このブログをご覧の皆さん、ぜひ足をお運びください。

続きを読む

たい亭あたり

 岐阜では珍しい落語・演芸専門オフィスを主宰。同時に岐阜市の小学校の落語クラブの外部講師を務め、夏には学生落語の大会も主催するなど幅広く活動中。夫人は武芸川で小さな喫茶店を経営。