2018年を振り返る(3)東北

2018年12月29日 09:55

  • 旧岐阜市営バスの塗装を残すバス。宮城200か2002=2018年10月4日、宮城県大崎市、ミヤコーバス古川営業所
  • 宮城200か2002の車内。岐阜時代の面影が残る

 個人的に、2018年で最も大きな出来事は、ミヤコーバスの古川営業所まで出向いて、岐阜から移籍したバスを見に行った案件です。

 このブログだけでなく、新聞紙面にも書きました。おかげさまで、皆さんに読んでいただき、大きな反響がありました。

 改めて説明すると、旧岐阜市営バスから岐阜バスに移籍した日産ディーゼル(車体は富士重工)のバスが、東日本大震災の復興支援としてミヤコーバスに移籍、最後の1台が地元の足として最後の活躍をしている、という話です。

 裏話を一つ。自分の今の本職は、紙面の編集です。通常は、記事を書かず、記者が書いた記事を紙面にしていくのが役割です。そこを、あえて、書きました。書く記者と紙面化する記者は別の人(そもそも部が違う)なのですが、この案件に関しては、図らずも、自分で書いたものを自分で紙面化するという格好になりました。しかも社会面のトップ。ぶっちゃけ言うと、ありえない。

 さて、古川営業所でも、いろいろ話をうかがうことができたのですが、震災当時の話が強く印象に残りました。営業所の建物が損壊して使えなくなり、バスを臨時の営業所にした話。気仙沼からの無線を受け、仙台市の本社まで津波や火災の被災状況を中継した話。

 また、本社でも、沿岸部での路線の状況なども聞かせてもらうことができました。

 改めて、取材に協力いただいた宮城交通、ミヤコーバスの皆さまにお礼申し上げます。

 来年は震災から8年。被災の記憶の伝承が課題になっていると聞きます。伝承の一端を、新聞が担えたら、などと考えます。

 そして、いつか来るかもしれない「わが身」のための教訓も、紙面で伝えていければと思います。

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