東日本大震災から9年

2020年03月11日 10:58

 東日本大震災から9年。今年も、以前に東北を訪れた際の写真を紹介します。

内陸部に移設された駅に到着する電車=2017年3月、宮城県東松島市、JR野蒜駅

 2017年3月に訪れた、JR仙石線の野蒜駅(宮城県東松島市)。JR仙石線は、仙台と石巻を結ぶ路線で、震災では津波で大きな被害を受けました。特に被害が大きかったのが、この野蒜駅周辺。内陸部に線路を移設して、2015年5月に全線で運転を再開しました。

内陸部に移設されたJR野蒜駅の駅舎=2017年3月

 高台にできた野蒜駅で電車を降り、海岸のほうを見てみると、旧野蒜駅の駅舎やホームが見えました。坂道を下り、旧野蒜駅に向かってみます。

 旧野蒜駅の駅舎は、東松島市の震災復興伝承館となっていました。2017年当時は、1階にコンビニエンスストアが入居していましたが、すでに店を閉じたようです。屋根近くには、ここまで津波が来たという表示も。

新しい野蒜駅から、旧野蒜駅を遠望=2017年3月

 ホームも線路も、震災遺構として、震災後の姿で残っていました。あの日の午後2時46分は、上下線の列車が発車した直後だったそうです。仙台方面に向かった電車は、乗客が避難した後で津波に襲われ大破、石巻方面に向かった電車は立ち往生したものの、津波からは逃れたそうです。

旧野蒜駅の駅舎。建物は東松島市震災復興伝承館となった。津波の高さを記す表示も=2017年3月

 自分が野蒜駅を訪れてから3年。ついこの間と思っていたのですが... 震災からも9年。

 特に今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止で、学校の休校やイベントの中止などが相次いでいるという状況で、震災追悼関係の催しも中止や縮小、予定変更を余儀なくされるという事態となりました。

 ですが、改めて思いをはせなければ、という気持ちになっています。


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