ふるさとへの便り

フィリピン

脱貧困へ小規模支援
写真:マンヤン族への能力開発訓練施設の引渡式=フィリピン

マンヤン族への能力開発訓練施設の引渡式=フィリピン

 「暴言王」「フィリピンのトランプ」として、日本でも有名になったロドリゴ・ドゥテルテ氏が大統領を務めるフィリピン。年7%に迫る経済成長を遂げており、首都マニラでは高層ビルが乱立し、高級ブティックや世界各国のレストランが軒を連ねます。他方、裏の道に入れば、絵に描いたような途上国の風景が広がります。地方に目を向ければ、多くの人々が、学校や病院もない地域で貧しい生活をしています。

 私はフィリピンの日本大使館に昨年5月に着任し、こうした貧しい地域のさまざまな課題を解決する政府開発援助(ODA)事業を担当しています。鉄道を整備したり、幹線道路を建設したりといった大規模な支援ではなく、地域のニーズにきめ細やかに応える小規模支援です。

 マニラにある大使館から車で南に2時間のバタンガス港。そこからフェリーに2時間揺られ、ミンドロ島にたどり着きます。車に乗り換え、辺ぴな道を2時間走り、でこぼこな山道を1時間ほど登っていくと、先住民族であるマンヤン族が暮らす集落があります。(続きを読む...)

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