2019ぎふ参院選
安倍政権あなたは何点 80点→外交成功 30点→大企業優遇

2019年07月03日 10:10

安倍政権の6年半を採点するタクシー運転手の男性=2日午前11時10分、瑞穂市別府、JR穂積駅前

安倍政権の6年半を採点するタクシー運転手の男性=2日午前11時10分、瑞穂市別府、JR穂積駅前

 4日公示される参院選(21日投開票)は、安倍晋三首相の政権運営への評価も投票を巡る判断材料になるとみられる。経済政策アベノミクスや女性の活躍推進、インバウンド(訪日外国人客)拡大の観光戦略、「安倍1強」や長期政権の是非―。岐阜県内各地の街頭などで有権者に安倍首相の6年半のかじ取りを100点満点で採点してもらい、その理由を聞いた。

 大垣市今宿の会社員(44)は50点を付けた。「女性の活躍推進を掲げ、各企業では制度が整いつつあるが、社会の意識改革は進んでおらず、女性が働きづらい状態は続いている」と指摘。「景気回復したというが、全く実感がない。消費税の10%への引き上げはやめてほしい。子育て世代には負担が大きいから」と注文した。

 恵那市大井町の接客業(41)も50点。「(憲法改正や拉致問題の解決などについて)口では強気な姿勢だが、状況は何も変わっていない。実行力がないと感じてしまう。党内では問題発言を繰り返す若手議員をそのままにし、リーダーとしてどうなのかと感じる」と辛口だ。

 一方、美濃市の会社経営(67)は80点と評価。「長期政権を維持すると国のトップ同士が会談する外交の場でも将来を見据えた交渉を進めやすい」と利点を挙げた。岐阜市の無職(86)も80点とし、「日米同盟を強化した。将来的な影響は分からないが、短期的な視点で外交関係は成功している」。ただ、「野党が頼りないため、消去法で支持率が高くなっているところもある」と分析した。

 多治見市の陶磁器販売業(70)は30点と厳しい視線を向ける。「安倍政権の政策は弱肉強食。大企業ばかりを優遇しており、地元の陶磁器産業は景気が良い話を全く聞かない」と嘆く。「老後資金2千万円問題が急に出てきた。年金受給額が下がる中で、高齢者は不安を抱えている」と重ねて批判した。

 本巣郡北方町のタクシー運転手(70)は40点。「地方の景気は良くなっていない。消費税を上げればタクシー利用者は医者通いの人を除けば減るだろう。自分勝手な政策ばかり」と主張した。

 70点とした飛騨市古川町の会社経営(54)は「外国人の誘客促進を高く評価したい。地元経済にも波及している」と飛騨地域に海外から多くの観光客が訪れる現状を喜ぶ。一方で、「財政問題に決定打がなかったので減点した。人口減少に歯止めがかからない中で、財源をどう確保するのか。年金制度をはじめ、国の運営が心配だ」と胸の内を明かした。