2019ぎふ参院選
県内与野党候補、火花 「2000万円独り歩き」「統計を偽装」

2019年07月05日 08:35

出陣式で候補者(手前)と共にガンバローを三唱する支持者ら=4日午前9時35分、岐阜市内

出陣式で候補者(手前)と共にガンバローを三唱する支持者ら=4日午前9時35分、岐阜市内

 1議席を巡って与野党の候補が激突する岐阜選挙区(改選数1)。自公連立政権の実績をアピールし、政治の安定と継続を訴える自民党候補に対し、野党統一候補は年金問題などを取り上げ、対決姿勢を鮮明にした。

 「まだやらなければならないことはたくさん残っている。立ち止まっている暇はない」。岐阜市内で出陣式に臨んだ自民現職の大野泰正候補(60)は声を張り上げた。安倍晋三首相が第一声の場に選んだ福島県の原発問題や復興を例に、政権継続の必要姓を訴えた。

 街頭演説では年金問題に触れ「2千万円という数字が独り歩きしたが、2004年に年金百年安心プランを設計、実行している。無年金の人や経済的に厳しい人のためセーフティーネットを育てる」と主張した。

 一方、立憲民主党新人の梅村慎一候補(48)は出陣式で「保守王国の岐阜で野党統一候補として突き進んでいけるのは運命」と強調、野党勢力の結束を呼び掛けた。

 街頭演説では「好景気と言いながら政府の統計データは偽装され、年金のほかに2千万円要るとの報告書を審議会が政府に上げると、都合が悪いから受け取れないという。欺瞞(ぎまん)が続いている」と批判した。子育て対策にも触れ「幼児教育無償化より、待機児童の解消や保育の質向上、学童保育の拡充が先だ」と訴えた。

 諸派新人で政治団体「NHKから国民を守る党」の坂本雅彦候補(47)は立候補を届け出後、比例候補の応援のため東京に向かった。