2019ぎふ参院選
大学生「政策語って」 動画で「第一声」視聴

2019年07月05日 08:30

候補者の第一声を撮影した動画を見る学生たち=4日午後1時9分、岐阜市柳戸、岐阜大

候補者の第一声を撮影した動画を見る学生たち=4日午後1時9分、岐阜市柳戸、岐阜大

 参院選が公示された4日、選挙事務所に支持者らが集まる出陣式で、岐阜選挙区の与野党候補2人が力強く放った「第一声」。立候補の届け出を済ませて最初の演説で陣営の士気を高めるのが通例だが、始まるのは午前9時ごろが多く、「実際に見たことはない」という人が多いのでは。講義などで見に行けない大学生に、岐阜新聞社が各陣営の出陣式を撮影した動画を見てもらった。

 岐阜大(岐阜市)の教育学部生4人が映像を見た感想を語り合った。候補者の訴えに学生たちは「こういうことをやるものなんですね」と第一印象。なじみのない集会の様子を見ながら「口調が力強い」「会場の熱量がすごい」「ポロシャツが涼しげ」などと率直な感想を口にした。

 美濃市の4年生(22)は「とにかく集まった人たちに(投票の)お願いをする場だと感じた」と話し「もっと具体的な政策を語るのかと思っていた。それに事務所に来ているのは応援してくれるのが確実な人たちなのでは」と疑問を持った様子だった。愛知県春日井市の4年生(21)は「何だか儀式みたいで、形式的な感じがした」と語り、会場に集まっている大勢の人を見て熱気を感じつつも「あくまでも身内向けのものと感じた。投票の判断材料にはできない」と指摘した。

 一方、岐阜市の4年生(21)は「政策を載せた候補者のパンフレットや新聞記事など字面だけでは分からない人柄や話しぶり、政治への姿勢が伝わった」とじかに演説に触れる意義を口にした。「それだけに、政治家を志した契機や、こういう社会にしたいといった思いが話に出てこなかったのは気になる」と首をかしげた。

 4月の統一地方選で初めて投票に行ったという愛知県岡崎市の1年生(19)は「ツイッターで告知するなど、せっかくやるなら一般の有権者にも広く呼び掛けたらよいのでは」と提案した。

 選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられてから初の国政選挙となった前回参院選から3年。4人は「権利なので投票には行ってるけど、本当に政策を実現してくれる候補者かどうかホームページや新聞の文面だけでは分からない」と話し、街頭演説や会員制交流サイト(SNS)などさまざまな手段で候補者を知る必要性を感じていた。