2019ぎふ参院選
「投票所入場券届かない」 岐阜市や各務原市、日程決まらず遅配

2019年07月10日 10:18

 参院選(4日公示、21日投開票)の投票所入場券の交付が、岐阜県内の自治体の一部で前回よりも遅れている。選挙の日程が正式に決まったのが公示8日前で、発送作業がずれ込んだためだ。期日前投票は5日から始まっており、有権者からは「入場券が届かない」といった苦情も。県選挙管理委員会は「入場券がなくても、本人確認ができれば投票できる」と利用を呼び掛けている。

 入場券は投票所での事務処理の迅速化や有権者に選挙を周知するため、市町村選管が作成。公職選挙法施行令で、公示や告示日以降に「できるだけ速やかに交付するように努めなければならない」とされている。

 岐阜新聞社が全42市町村選管に確認したところ、岐阜市や各務原市などを除く39市町村で従来通りか早めの、公示日か公示の数日前に郵便局に持ち込んだ。6月19日の国会の党首討論で安倍晋三首相が衆院解散を否定したことで、投票日を今月21日と見込み、印刷を始めた選管が多かった。

 一方、各務原市は選挙日程が確定した6月26日の閣議を待ったことで、通常なら公示日の郵便局への発送が今回は2日後にずれ込んだ。市選管は「見込みと違う投票日になった場合、経費が無駄になる」と説明する。同市は3年前の参院選と比べて期日前投票の出足が鈍く、担当者は「発送の遅れが若干影響しているかもしれない」と語る。

 前回は公示前に郵便局に引き渡した岐阜市も今回は公示3日後に。市民からの問い合わせは多く、市選管は「遅れを謝罪し、入場券がなくても投票できると案内している」と語る。同市の自営業男性(39)は「入場券がないと投票できないと思い込んでいた。選挙には必ず行くので、21日の都合が悪ければ期日前を利用したい」と話した。