2019ぎふ参院選
参院選、投票率低め懸念 亥年のジンクス続くか

2019年07月19日 10:21

 投開票が21日に迫る参院選の岐阜選挙区(改選数1)。自民党現職の大野泰正(60)、野党統一候補で立憲民主党新人の梅村慎一(48)、諸派新人の坂本雅彦(47)の3候補が争うが、各陣営は「ムードが盛り上がっていない」と投票率に気をもむ。統一地方選と重なる12年に1度の亥(い)年選挙だが、過去の亥年選挙は投票率が低調。事実上の一騎打ちを繰り広げる与野党候補の陣営は、期日前投票の推進や組織の引き締めで投票率アップに力を注ぐ。

 2016年の参院選岐阜選挙区の投票率は57・74%で補選を除き過去最低だった13年の52・97%を上回った。今回の期日前投票と不在者投票は公示が前倒しされた前回より期間が1日短いが、投票日4日前時点で前回比1・11倍と伸長。投票率アップへの期待が聞かれる一方、陣営の中には「当日の投票を先食いしているだけ」との見方もある。

 全国では、昭和年代に4回あった亥年選挙の投票率はそのまま昭和のワースト1~4位を占める。過去最低の44・52%を記録した1995年も亥年だった。

 大野候補の選対本部長代理の猫田孝県議は「目標の50万票を獲得するには投票率が50%を超えないと厳しい」とし、期日前投票に注力。「何とか50万票を達成したい」と"勝ち方"にこだわる。ただ関係者には「全く盛り上がっていない。投票率は50%を割るだろう」との見方も出ている。

 梅村候補の選対本部長を務める山下八洲夫立民県連合代表は、投票率は16年参院選を下回ると予測。県内過去最低の50%程度と見通す陣営幹部もいるが「せめて55%にはなってほしい」と望む。率が下がるほど、組織戦にたける大野候補に有利とみるからだ。残る期間は、浮動票の多い都市部を中心に浸透を図る。

 政治団体「NHKから国民を守る党」の坂本候補は岐阜選挙区内で選挙活動をしていない。

 岐阜地方気象台によると、21日の天気は曇り、降水確率は40%の予想で、投票率の行方が注目される。