ふるさとへの便り
障害児の学習を支援
ドミニカ

2018年03月08日 10:49

同僚たちとの勉強会の様子=ドミニカ

 青年海外協力隊としてドミニカに派遣されている清水千智です。ドミニカはカリブ海にあるエスパニョーラ島という島の3分の2を占めている国です。言語はスペイン語で、国の大きさとしては北海道を一回り小さくしたくらいです。カリブ海にある島ということでやはり海はとてもきれいです。1年を通して暖かいので、パイナップルやパパイヤ、バナナなどのおいしいフルーツが年中食べられます。寒い冬が苦手な私にとって、とても過ごしやすい気候です。

 私は派遣される以前はドミニカについて、ほとんど知らなかったのですが、ドミニカと聞くと「野球」をイメージされる方も多いかもしれません。ドミニカでは野球がとても人気であり、2013年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝しています。メジャーリーグや日本で活躍している選手も多くいます。最近までウインターリーグが開催されており、私の町のチームが優勝し盛り上がっていました。明るく陽気な人が多く、音楽がかかっているとすぐに踊りだしてしまう、そんなドミニカ人です。

 私は障害児・者支援という分野で派遣されており、自閉症児の療育センターで活動しています。センターには3~15歳くらいの子どもたちが来ており、学習や作業療法、言語の支援を受けています。ドミニカの障害者支援の現状は課題が多くあり、子どもたちの支援でいうと公立の特別支援学校はありません。学校へ通うとなると私立の学校へ行くことになるのですが、専門的な知識を持った先生はいません。学校を卒業しても就職するのが難しい子たちは家で過ごすしかないのが現状です。

 私の同僚たちも自閉症児教育を学んできた人は少ないので、勉強会を開いたり、日本の特別支援教育を紹介したりしています。文化の違いや考え方の違いもあり、なかなかうまくいかないこともありますが、同僚たちや子どもたちと毎日楽しく過ごしています。

20180326105931-5d409404.jpg 清水千智(しみず・ちさと)さん 障害者支援施設を経て、2017年1月から青年海外協力隊としてドミニカへ派遣。自閉症児の療育センターで自閉症児の教育方法を指導。大垣市出身。


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