ふるさとへの便り
学校制度の策定支援
ソロモン諸島

2018年04月05日 09:55

フィウ村の職業訓練校での鶏舎修繕の様子=ソロモン諸島

 「Ofo dañgi lea!(ソロモンの民族言語クワラアエ語で、おはようございます)」。初めまして。ソロモン諸島で青年海外協力隊員として活動している本井祐太です。ソロモン諸島は日本から南に約5000キロメートル離れた太平洋上にある国です。大小合わせて1000以上の島々に分かれていて、全ての陸地を合わせても、面積は四国の約1.5倍の広さしかありません。

 島の各地域は言葉や伝統的な文化の異なるさまざまな民族集団に分かれていますが、ソロモン・ピジンイングリッシュが共通言語として話されています。島の周りはサンゴ礁が広がり、カツオやマグロ、サバなど、たくさんの魚が釣られています。また、畑にはクマラ(サツマイモ)やキャッサバ、タロイモ、パイナップル、パパイヤ、バナナなどが植えられており、都市部のマーケットでは毎日新鮮な魚や野菜を買うことができます。

 さて、私はマライタ州フィウ村にある職業訓練校に所属しています。主な活動は、学校の管理体制の整備や制度の策定など、学校運営全般の支援です。また、同僚の先生と共に校内の鶏舎や売店などを調査し、学生の実習機会の向上につながる活動も行っています。

 ソロモン諸島ではライフスタイルの変化に伴い現金収入の必要性が増加していますが、雇用機会は多くありません。若者は雇用機会を求めて都市部に集中する傾向があり、犯罪の増加などさまざまな問題の原因となっています。そのため、学生に実践的な知識や技術を学ぶ機会を提供し、学生一人一人に将来のビジョンと働くことへの自信を持ってもらうことは、ソロモン諸島における平和の維持と経済の発展に必要不可欠だと考えています。

 私の目標は、まず学校の会計管理と予算作成が現地のスタッフだけでできるように土台作りと引き継ぎを行うこと。残り派遣期間はあと1年。昨年度の活動を通して得た失敗や成功を踏まえ、同僚と共にさらなるチャレンジを続けていきます。

20180405101238-9d52cb5a.jpg本井祐太(もとい・ゆうた)さん NPO法人勤務を経て、2017年3月から青年海外協力隊としてソロモン諸島へ派遣。職業訓練校で学校の管理体制の整備や予算作成を指導。岐阜市出身。


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