ふるさとへの便り
スマトラで環境教育
インドネシア

2018年05月03日 15:00

学校での環境教育の様子=インドネシア

 「Apa kabar?(インドネシア語で、お元気ですか?)」。岐阜県はそろそろ初夏の陽気でしょうか。初めまして。私は、インドネシア、スマトラ島で青年海外協力隊として活動しています。ところで皆さん、スマトラ島のことはご存知ですか? インドネシアのバリ島やジャカルタは知られていますが、スマトラ島はまだまだ知名度が低いかと思います。

 スマトラ島はマレー半島の南西に位置する、日本よりも少し大きな島。野生のスマトラトラやスマトラゾウ、オランウータンが生息する熱帯雨林や大きな湖などがある自然豊かな島です。また果物の女王とも呼ばれる「ドリアン」、ガヨやマンデリンなどの「コーヒー」、世界一のおいしさとも称される「パダン料理」など、おいしい食べ物でも有名です。そんなスマトラ島の北部、メダン市で私は活動しています。

 メダン市は民族や宗教、文化が多様で街中にはモスクや教会、仏教寺院、ヒンズー寺院が点在しています。またアニメや漫画などの日本文化が人気で、学校で日本語を勉強する子どもたちも多くいます。今年は日本とインドネシアの国交樹立60周年であることから、記念イベントも多く催されています。メダン市で私は州の環境局に所属しています。主な活動は州内の学校やコミュニティーでの環境教育。というのも、こちらでは車からごみをポイ捨てする人、プラスチックごみを路肩で燃やす人、学校の机の中にごみをためる子どもなどが多く、住民の環境意識の低さが問題となっているからです。

 そこで私は「ポイ捨てがなぜ良くないのか」「ごみはどう処分したらよいのか」「自分たちの住む地域をきれいにするために何ができるか」など環境に関する授業を行い、住民の環境意識向上を図っています。ただ、異文化の地でうまくいかないことも多く、悩むこともあります。そんな中でも子どもたちの未来にスマトラ島の大自然が残ることを願い、残り1年、この地で楽しく環境教育にチャレンジしていきます。

20180510100629-5e4d7c8e.jpg鴻巣友也(こうのす・ともや)さん 旅行代理店勤務後、NPO法人で環境教育を勉強し、2017年4月から青年海外協力隊としてインドネシアへ派遣。職種は環境教育。高山市出身。


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