ふるさとへの便り
児童に図工、体育指導
エチオピア

2018年08月16日 09:28

元気な子どもたちとの休み時間=エチオピア

 「タデアス!」。これはエチオピアの公用語アムハラ語で「やあ!」という意味です。初めまして。私はエチオピアで青年海外協力隊として活動しています。あいさつはたくさんあるのですが、「タデアス!」と言ってハイタッチと肩タッチをするこのあいさつが私は大好きです。

 エチオピアはコーヒーやマラソンでそこそこ有名な国ですが、それ以外にも魅力がたくさんあります。例えばインジェラという主食です。これはエチオピアでしか食べられていません。クレープ状に焼いた生地の上におかずを置いて手を使って食べます。友達と食べさせ合ったりもします。上のおかずにはシチューのようなものから野菜を炒めたもの、さらには生肉などいろいろあり、飽きません。味はというと、ヨーグルトにトウガラシを混ぜたような感じですが、私は大好きです。

 その他にも、アフリカでありながら標高が3千メートル近くあるため涼しい、世界遺産が九つもある、今でも80以上の民族がいるなど魅力がたくさんあります。

 そんな魅力あふれる国で、私は小学校教員として図工と体育を教えています。初めに書いたように公用語はアムハラ語のため、同僚と子どもたちには英語がほとんど通じません。活動開始当初は「アムハラ語ができないなら授業をしないで」と子どもに言われたこともあります。それから子どもと一緒にインジェラを食べたり遊んだり、休日に近くの酒場に出掛けて友達をつくったりするうちに、毎日の生活の中で少しずつコミュニケーションがとれるようになりました。今では「今日は何をするの?」と聞いてくれる子どももいて毎日楽しいです。

 そして、同僚には「親友」、子どもたちには「兄弟」と呼ばれ、このような親しい関係を築けたことが今の私の成果です。教材が足りていない、グラウンドが狭い、同僚のやる気がないなど問題も山積みですが、残りの1年2カ月も「エチオピア人と同じ目線に立つこと」と「自分がエチオピアでの生活を楽しむこと」の二つを大事にして、いろいろなことにチャレンジしていきます。

20180816093504-83133fbb.jpg西村颯太(にしむら・そうた)さん 岐阜市出身。2017年に岐阜聖徳学園大学を卒業し、同年10月から青年海外協力隊員としてエチオピアへ派遣。小学校で主に図工と体育を指導している。


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