ふるさとへの便り
教員に表現芸術指導
マラウイ

2018年10月04日 10:12

ナショナルチームの選手たちと=アルゼンチン、ナショナルスタジアム

 こんにちは! 皆さん、マラウイという国をご存知でしょうか。私自身、青年海外協力隊として派遣が決まるまでは正直、国名を聞いたことがありませんでした。マラウイはアフリカ大陸にある内陸国です。

 私はマラウイ南部にあるマンゴチに住んでいます。気温は30~38度近くまで上がります。灼熱(しゃくねつ)の暑さは厳しく、過酷な生活になりますが、アフリカを象徴するバオバブの木があちこちにあるこの場所が好きです。

 マラウイに「Chikondi chili m'manja」という言葉があります。「私たちが握手を交わせば、そこに愛が生まれる」という意味です。日本であいさつをするときはお辞儀をしますが、マラウイでは一人一人と握手をします。その言葉の通り、マラウイのあいさつは丁寧で温かく、目と目を合わせ笑顔で交わします。その際、「お家の人はどう?」と相手の家族のことも気遣うのがマラウイの人々です。マラウイが「The warm heart of Africa(アフリカの温かい心)」と言われている理由の一つにこのあいさつ習慣があるのではないかと思います。

 私が困っているとき、助けを必要としているときに助けてくれなかったマラウイ人はいません。言葉が通じないと分かっていても、肌の色が違っていたとしても、この国の人々は幼い頃から他人同士でも助け合いをして生きています。心の寛大さは偉大で、学ばされることがたくさんあります。

 私は現在、教師研修センターに勤務しており、4校を巡回し、表現芸術(音楽、図工、体育)の授業を担当しています。これらの科目は比較的新しい教科であるため、現地教員の多くは基本的な知識を持ち合わせていません。そのため、音符の読み方や長さ、楽器の弾き方などを伝える教員研修を行い、今後の指導に役立つようにしています。

 残りの任期もマラウイ人に寄り添って、健康で安全に過ごしていきたいと思います! 「Zikomo kwanbiri!(ありがとうございました)」

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 嶋本紗季里(しまもと・さぎり)さん 2017年春に国士舘大学体育学部を卒業後、同年10月から青年海外協力隊としてマラウイへ派遣。音楽、体育、図工の授業を担当。多治見市出身。


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