ふるさとへの便り
掃除で街をきれいに
インドネシア

2019年01月24日 10:58

メダンお掃除クラブのメンバーと=インドネシア・メダン市

 「Horas‼(スマトラ島北部バタック族の言葉で、こんにちは)」。現在私は青年海外協力隊として、インドネシアのスマトラ島にあるメダン市で活動しています。スマトラ島は熱帯気候に属し一年中暑いため、故郷である飛騨高山の厳しい冬の寒さが少し懐かしいです。温暖なスマトラ島の熱帯雨林(世界自然遺産)には、オランウータンやスマトラゾウ、ラフレシアといった希少な動植物が生息・生育しています。

 しかし豊かな自然とは対照的に、至る所にごみがポイ捨てされ、大きな問題となっています。現在インドネシアは世界第2位の海洋ごみ排出国でもあるのです。

 そのようなごみ問題を解決するため、私は環境教育の活動をしています。具体的には学校を巡回して行う環境授業やワークショップ、地域コミュニティーと協力した美化活動などです。

 今回紹介するのは「メダンお掃除クラブ」。「日本の美化意識をメダン市にも」というモットーの下、2週間に1度市内でごみ拾いをしています。私も赴任直後からこのコミュニティーの環境活動に参加していますが、最近では定期的なごみ拾いに加え、学校での環境授業やイベントでの環境ステージ発表を行うようになりました。「ごみのポイ捨てはかっこ悪いこと」「みんなで自分の街をきれいにしよう」という意識が少しずつ根付いてきたように感じます。

 インドネシアの仲間と共に環境について考え、汗を流す貴重な時間は、私たち日本の環境を考える良い機会ともなっています。環境意識の高い日本人ですが、実は1人当たりの使い捨てプラスチック使用量は世界第2位。ハロウィーン時のごみだらけの街の様子は、会員制交流サイト(SNS)でここスマトラ島にも拡散されました。

 美しい自然を保全するためにも、インドネシアそして日本の人々と共に、今後も環境について考え活動していきたいと思います。

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 鴻巣友也(こうのす・ともや)さん 旅行代理店勤務後、NPO法人で環境教育を勉強し、2017年4月から青年海外協力隊としてインドネシアへ派遣。職種は環境教育。高山市出身。

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