ふるさとへの便り
向上心あふれる先生
ナミビア

2019年02月14日 13:47

算数の指導法を紹介している様子=ナミビア

算数の指導法を紹介している様子=ナミビア

 こんにちは。私は青年海外協力隊として、ナミビアの小学校で算数や図工・音楽などを教えています。こちらに赴任してから約1年半がたち、任期も残りわずかになりました。

 これまでの活動を振り返ると、子どもたちや現地の先生から学ぶことがたくさんありました。子どもたちは気さくで楽しいことが大好きで、そのエネルギーからはいつも元気をもらいます。例えば算数の「重さ」の学習で身近な物の重さを量った際、われ先にと量りたい物を見つけ、はかりに載せていました。カードゲーム形式で小数の大きさを学習した際は、友達と相談しながら急いでカードを並べ、うれしそうに「できた!」と報告してくれました。図工で校舎の写生を行った時、私が描き方の例を示すやいなや、自分の描きたい場所を考え、紙を持って教室の外へ飛び出していく子どもたちの姿がありました。芸術分野で特に感心したのは、ダンスの才能です。多くの子が小さな頃から、家族や地域の中で自然とリズムに乗って動くことやアカペラで歌うことを覚えてきており、音楽をかければ即興で"ノリノリ"になって踊りだします。民族ごとに伝統的なダンスを披露してくれることもあります。

 そして、熱心な教員の存在にも前向きな気持ちにさせられました。私はこれまでに、他の町で行われる算数や芸術教育に関する会議に出席したり、難民キャンプ内の学校の先生向けに模擬授業を行ったりする機会があったのですが、どこでも真剣に話を聞き、意見を交わす先生たちに出会いました。私が算数の指導方法や自作の教具を紹介した時は、こちらの話に関心を持って休み時間に質問をしに来てくださる方もいました。折り紙でこまの作り方を紹介した際は、最後まで集中して一緒に紙を折り、「うちの学校でもやってみるよ!」と、興味を示してくださいました。

 私のできることはわずかですが、残りの期間も目の前の子どもたち、職場の先生たちの役に立てるよう頑張りたいと思います。

松原小夏(まつばら・こなつ)さん 岐阜県内の小中学校勤務を経て、2017年7月から青年海外協力隊としてナミビアへ派遣。小学校で算数、芸術、情報、体育を担当。多治見市出身。


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