ふるさとへの便り
PCの使い方を指導
ガーナ

2019年04月19日 09:00

パソコン実習で生徒に教えている様子=ガーナ、テツレフ職業訓練校

パソコン実習で生徒に教えている様子=ガーナ、テツレフ職業訓練校

 「Me ma mo aha―o(=みなさま、こんにちは)」。私はガーナで青年海外協力隊として活動しています。ガーナは西アフリカに位置し、気候は気温が通年24~35度と暑く、雨季と乾季という二つのシーズンがあります。公用語は英語ですが、冒頭で使ったチュイ語の他に主要な言語が10種類ほどあり、その他の言語を合わせると約80種類もある多言語国家です。

 チョコレートをきっかけに知っている方も多いと思いますが、ガーナの主要産業はカカオの生産です。しかし、実際にガーナに来てみるとチョコレートが豊富にあるわけではなく驚きます。ほとんどが輸出用に使われているからです。金の採掘も主要産業であり、かつてはゴールドコーストとも呼ばれていました。

 この国では、ご飯を食べるときは基本的に右手しか使ってはいけません。左手は不浄の手と考えられているからです。

 私の任地はアシャンティ州ボソムチェ郡という地域にあるテツレフという小さな村です。電気は通っていますが、1日に数回停電し、水道はなく井戸水で暮らしています。

 私の活動はこの村にある職業訓練校で生徒約100人にパソコンの使い方を教えることです。職業訓練校は中学卒業後の15~25歳に専門技術を教える学校で、調理、洋裁、建築、電気の各専攻に分かれています。ガーナではパソコンの授業が必修科目になっており各学校にパソコンが設置してありますが、教師不足や指導レベルが不十分なため実習の授業ができていない状況です。

 また、この学校に入るまでパソコンを触ったことがない生徒が大半です。そこで全校生徒に対し、パソコンの基礎知識、アプリケーションの使用方法についての実習を行っています。現代社会ではパソコンが必要不可欠になっており、生徒たちにはパソコンを使える楽しさ、利便性を学んでもらい、就職などに活用できるように貢献していくことを活動の目標としています。

 杉原俊宏(すぎはら・としひろ)さん 航空機産業での勤務を経て、2018年3月から青年海外協力隊としてガーナへ派遣、職業訓練校にて生徒にパソコンの使い方を指導。岐阜市出身。


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