ふるさとへの便り
安全な水、生活に潤い
ルワンダ

2019年05月10日 10:05

ルワマガナで行った小学生向けの英語キャンプ終了後の様子=ルワンダ

ルワマガナで行った小学生向けの英語キャンプ終了後の様子=ルワンダ

 岐阜県の皆さん、こんにちは。私は東アフリカにある小さな国、ルワンダで青年海外協力隊員として活動しています。早いものでルワンダに来て1年がたちました。皆さんはルワンダと聞いて何を思い浮かべるでしょうか? 1994年に起きた大虐殺を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 一方で、四国の1・5倍しかないこの小さなアフリカの国の名前や位置を知らない人も多いかもしれません。私自身も、ここに来ることが決まるまで、名前は知っていましたがルワンダが正確にどこにあるのか知りませんでした。実際に来てみると、アフリカ一安全な国と言われているだけあっていつでも安心して街を歩け、街は常にとてもきれいに保たれているのに驚きました。ルワンダは、小さくて資源も限られている国ではありますが、大虐殺から25年がたった今、積極的にIT産業や観光業を推進し、急激な経済成長を遂げています。

 私は協力隊の中でも水の防衛隊員として、首都から1時間ほどの東部県ルワマガナ郡に赴任し、日本でいう県庁に当たる郡庁のインフラ課で活動しています。東部県はルワンダの中でも特に水不足が深刻な地域で、住民のための水の確保が急務です。そのため、1年目は郡内の農村部で井戸や湧水などの給水施設を定期的に巡回したり、水質検査を行ったりして任地の水の状況調査を中心に行いました。また、故障したまま放置されたり、組織が機能していないために管理がされていなかったりした井戸を対象に、住民自身で修理や維持管理が行えるようなシステム作りを同僚や他の隊員と行っています。これまで水や衛生に関して触れたことがなく、最初の頃は非常に戸惑いましたが、同僚や他の隊員、住民と協力し、全ての人が常に安全な水にアクセスできるように努めています。これらの活動以外にも、大人向けの英語教室や学校休暇中の子ども向けに英語キャンプをしてきました。

 これまで1年活動してきた中で、多くのルワンダ人に出会いました。日本人のようにシャイな人が多いルワンダですが、私の周りには私のことを外国人だと特別扱いせずに接してくれる人が多くいます。よくご飯を一緒に食べるルワンダ人の友人も多くでき、任地を歩けば、「ミサキ!ウムテシ(任地で呼ばれている現地名。家族や友人から愛されているという意味)!」と声を掛けられるのもとてもうれしいです。残り約1年の任期、引き続き自分らしく頑張っていけたら、と思います。

 大橋美咲(おおはし・みさき)さん 大学卒業後、塾講師、フードバンク団体でのボランティアを経て、2018年4月から青年海外協力隊としてルワンダへ派遣。水の防衛隊として水と衛生に関わり活動中。養老郡養老町出身。


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