ふるさとへの便り
独自の暦、4月に新年
ネパール

2019年05月17日 09:13

学校での朝礼の様子。皆で国歌を歌う=ネパール

学校での朝礼の様子。皆で国歌を歌う=ネパール

 「サバイジャナ、ナマステ!(皆さんこんにちは!)」。初めまして。私は日本にいたときは岐阜市に住んでおり、市内の高校に通っていました。大学を出てから1年間高校で講師をした後、2019年1月から青年海外協力隊員として、ネパールの東の端、イラムと呼ばれる都市の学校に派遣されています。日本の高校では、国語や英語を教えていましたが、今はPCインストラクターとして、同僚のネパール人の先生と一緒にコンピューターの構造を分解して説明したり、パソコンを使ってオフィスソフトの使い方などを子どもたちに教えています。

 今、私が働いているのはスリ・アダルシャ高等学校で、6年生~12年生(日本の小学6年生~高校3年生)が勉強している公立の学校です。ネパールには公立の学校が少なく、一つの学校に多くの生徒が在籍しています。この学校でも、800人以上の生徒が勉強しています。パソコンの授業があるのは、日本の中学生ぐらいの子どもたちです。

 「ネパールと日本の違いは?」と聞かれたとき、食事や服装など、書き切れないほど多くのことが思い浮かぶのですが、私が今一番困っているのは「暦」です。ネパールはビクラム暦という日本とは年も月も日も全く違う暦を使っています。年の変わり目も全く違い、2019年4月15日に、ネパールでは年が明けて2076年バイサーク月1日になりました。日本とは全く違う時期に、「ナヤバルサ、スヴァカーマナ(新年、おめでとう)」とあいさつをしたり、お祝いをしたりします。多くのネパール人はこの暦で作られたカレンダーを使って生活しているので、私はネパールに来て3カ月以上たった今でも、非常に混乱することが多いです。くしくも今年は日本でも5月から元号が「令和」に変わりましたが、日本の皆さまも「おめでとうございます」と互いに言ったでしょうか?

 今、最も大変なのは言葉の壁です。絵で説明したり実際に物を見せて説明したりと、四苦八苦しながら授業をしています。学ぶ子どもたちの未来に少しでも役に立つ授業にしていけるよう頑張っていきたいです。

 田邊大也(たなべ・だいや)さん 高校で講師を1年間務めた後、2019年1月からネパールにPCインストラクターの職種で派遣され、現在パソコンに関する授業を行っている。岐阜市出身。24歳。


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