ふるさとへの便り
観光誘客に知恵絞る
エクアドル

2019年06月14日 09:46

主催したアマゾンツアーで訪れたキチュア族の村で=エクアドル・パスタサ県

主催したアマゾンツアーで訪れたキチュア族の村で=エクアドル・パスタサ県

 「¡Hola! ¿Cómo están?(=スペイン語で、やぁ、元気ですか?)」。初めまして。私は南米にあるエクアドルという小さな国で、青年海外協力隊として活動しています。皆さんは、エクアドルをご存知ですか? 赤道上に位置している、世界遺産登録第1号のガラパゴス諸島がある国です。バナナ、カカオ、コーヒーなど農業が盛んで日本国内でもエクアドルの物を目にする機会が多くあるかと思います。エクアドルは海岸地帯、山岳地帯、熱帯雨林地帯、ガラパゴス諸島という全く気候が異なる四つの地域に分けられています。人口は約1700万人で、その約8%は15もの部族がある先住民族です。

 私は熱帯雨林地帯に位置するパスタサ県の県庁観光課で観光促進活動を行っています。パスタサ県内に広がるアマゾンの大自然や、県内に7部族ある先住民族の歴史文化を観光資源として、エクアドル人や外国人観光客をパスタサ県に誘致することが目標です。活動としては県内の観光地を視察し、その様子をフェイスブックや動画投稿サイト・ユーチューブ、ブログを使って情報発信しています。

 また、他県の人気観光地を視察訪問し、ホテルや旅行会社、レストランで外国人観光客に関する聞き取り調査を実施。パンフレットを置いてもらうなどパスタサ県のPR活動も行っています。視察名目で他県の人気観光地を訪問し、観光を楽しめるのは良いことなのですが、訪問するたびに観光客数の圧倒的な差を目の当たりにして、どうすればパスタサ県に観光客が来るようになるのかと思索にふける毎日です。

 最近では、エクアドル各地で活動している協力隊員やエクアドル在住の日本人、旅先で出会った日本人観光客に声を掛けてパスタサ県の1日ツアーを数回実施し、参加者から会員制交流サイト(SNS)を通してツアーの写真や体験談などの情報発信をしてもらうことができました。中南米全体で魅力的な観光地が多い中、パスタサ県に日本やその他の国々から観光客を誘致するのは容易なことではありませんが、少しでも多くの方にエクアドルのアマゾンの魅力を知ってもらえるように頑張ります。

 江口友晴(えぐち・ともはる)さん 旅行会社勤務を経て、2018年7月に青年海外協力隊としてエクアドルに派遣。パスタサ県の県庁で日本やアジアからの観光客誘致活動を支援。羽島市出身。


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