ふるさとへの便り
現地教員に授業指導
ガーナ

2019年09月13日 09:31

小学校での算数の授業の様子=ガーナ

小学校での算数の授業の様子=ガーナ

 「?di nami. εfoa?(ンディ ナミ. エッフォァ?=おはようございます。お元気ですか?)」。初めまして。私はガーナで青年海外協力隊として活動しています。ガーナは西アフリカの赤道付近、日本から飛行機で1日ほどかかる場所に位置しています。少し北には砂漠があり、南側は海に面していて南北で湿度に違いがあります。雨期と乾期があり現在は雨期に当たるため、週に3日ほどは雨が降っています。
 ガーナの公用語は英語ですが国内で話されている言語は約80もあり、隣町に行くと違う言語が使われているということもあります。そのため、違う地域に行くたびに現地の人から言語を教えてもらうことが楽しいです。冒頭のあいさつはエウェ語(Ewe)といい、主に南東部で使われています。
 私はガーナ南東部に位置するボルタ州ソガコペという町で主に活動しています。ボルタ川という大きな川沿いで海に近い場所ということでリゾートホテルも立ち並んでいる、とてもきれいな町です。水道があり不定期に3日に1回ほどの頻度で、4~5時間ほど水が使えます。電気も安定しておらず、1日に何度も停電することがあります。
 私はこの町の小・中学校を管理している教育事務所に所属し、小学校を巡回しています。巡回先で授業を見学していると、児童分の教科書がないので先生が教科書を読み続け、黒板に写していくだけの授業が多く見られます。現地の先生たちは授業をすることはとても上手なのですが、教材を事前に作る・準備するという習慣があまりないようです。
 そこで私は現地で材料をそろえることができる教材とその作り方、理科の実験方法の提案や、それらを扱った授業を先生たちに見せることを主な活動にしています。先生たちは、上手にそれらを扱って児童に授業をするので、きっかけさえあれば授業風景はどんどん変わっていくと感じています。子どもも先生も楽しめる授業を考えて、現地の先生たちに授業に工夫を加える習慣を付けてもらうことを目標として残り1年間、たくさんの人と関わっていきたいです。

 山田顕大(やまだ・けんた)さん 大学卒業後、2018年10月から青年海外協力隊としてガーナ共和国へ派遣。現地の物を使った教材の作成方法や実験を教員に指導。関市出身。24歳。


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