ふるさとへの便り
日本の魅力を再認識
アメリカ

2019年11月29日 09:20

2世ウィークでにぎわう「リトル東京」=米国・カリフォルニア州ロサンゼルス

2世ウィークでにぎわう「リトル東京」=米国・カリフォルニア州ロサンゼルス

 今年4月に米国・カリフォルニア州ロサンゼルスに赴任して、早いもので約8カ月が経過しました。カリフォルニア州ロサンゼルスと聞くと、エンターテインメントの街ハリウッド、西海岸のビーチなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 カリフォルニア州は西海岸にあり、全米内で最も人口の多い州です。ロサンゼルス市の人種別構成比は、ヒスパニック系47%、白人30%、黒人10%、アジア系10%と、さまざまな国籍の方が住んでいます(2010年国勢調査)。このような構成比によりロサンゼルスの文化は多様性に富んでおり、それぞれの国籍の方々が独自の文化を保持、発展させています。日系人も、アジア系全体の中での比率は少ないものの、多くのコミュニティーが存在し、各都道府県にゆかりのある方々で構成されている都道府県人会も41団体が活動しています。

 ロサンゼルスダウンタウン地区には北米の日本人街としては最大規模を誇る「リトル東京」という地域があり、日系人、在留邦人の心の故郷として愛されています。毎年夏には「2世ウィーク」という日系米国人の文化・歴史を尊敬し、祝うお祭りが開催されています。79回目となる今年の2世ウィークには、私も南カリフォルニア岐阜県人会の一員として参加しました。仙台七夕飾りなどの装飾、ねぶたパレードや各種イベントが盛大に開催され、日系人・在留邦人コミュニティーの絆の強さを感じるとともに、日本文化の素晴らしさを改めて感じました。

 また、ロサンゼルスには世界に三つある日本の文化・魅力の発信拠点「Japan House」(他二つは英国・ロンドン、ブラジル・サンパウロ)があり、米国の方々に"本物の日本"に触れてもらえる工夫された企画イベントなどが開催されています。現在は47都道府県のクラフトにフォーカスした企画展が開かれており、さらに来年には岐阜関連の企画展示が計画されているということで、岐阜県をPRできる絶好の機会だと感じています。

 2018年には米国からの訪日外国人客数が150万人を超え、20年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本への注目度の高まりを感じます。私は観光という分野から、現在勤務している日本政府観光局(JNTO)の業務を通して、日本の魅力、岐阜県の魅力を米国の方々に伝えられるよう、微力ながら日々の業務に励みたいと思います。

 岸中彩未(きしなか・あやみ)さん 2009年に岐阜県庁に入庁。今年4月より日本政府観光局(JNTO)ロサンゼルス事務所に勤務(県庁から派遣)。主な業務は米国市場での訪日観光プロモーションなど。下呂市出身。


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