ふるさとへの便り
スポーツ普及に注力
コスタリカ

2019年12月06日 09:40

スポーツプロジェクトで地方の子どもたちにフェンシングを教えている様子=コスタリカ

スポーツプロジェクトで地方の子どもたちにフェンシングを教えている様子=コスタリカ

 「ブエノス・ディアス!(=スペイン語で、おはようございます)」。私は中米のコスタリカで子どもたちにフェンシングを教えています。フェンシングには三つの種目があり、その中でも私はフルーレという種目を指導しています。言葉の違いや文化の違いの中でどうすれば選手にうまく自分の考えが伝えられるのだろう、と子どもたちへのより良い接し方を模索し続け、約1年半がたちました。少しずつではあるものの選手たちとの信頼関係を築くことができたのではないかと感じています。

 先日、中米6カ国が参加する大会があり、一緒に練習を頑張ってきた選手5人がメダルを獲得することができました。また、首都での指導以外で地方へ活動に行くこともあります。地方の学校では日本のような体育の授業が受けられる所は少ないです。

 私は子どもの頃からスポーツに触れる機会を持つことはとても重要なことだと考えており、今年1月にスポーツプロジェクト「¡Deporte para todos!(スポーツをみんなに!)」を立ち上げ、コスタリカで活動するスポーツ指導の協力隊の方々と協力してフェンシングだけでなく柔道、体操、野球などを地方の学校へ訪問し指導しています。時にはニカラグアとの国境の街まで、またある時にはパナマとの国境の街まで出向くこともあります。活動中に見る子どもたちの興味津々な顔と、きらきらした笑顔が印象的です。任期中にできるだけ多くの小学校に訪問できたらと思っています。

 また、それ以外の活動では車いすフェンシングの指導を行っています。現在コスタリカフェンシング連盟は車いすフェンシングの普及活動に力を入れており、私も病院に出向き指導や普及活動を行っています。車いすフェンシングの指導が始まる前は暗い顔をしていた患者さんが、指導後に明るい笑顔に変わっていると、とてもうれしく感じます。

 コスタリカでの協力隊員としての活動は残り5カ月となりました。少しでも現地の人々に貢献できるように引き続き活動を続けていきたいと思っています。

 宮田結以(みやた・ゆい)さん 岐阜市内のスポーツ用品店勤務を経て、2018年4月から青年海外協力隊員としてコスタリカへ派遣。フェンシングを指導し、9~12歳の子どもたちを中心にフルーレを教える。岐阜市出身。26歳。


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