ふるさとへの便り
2階建てバス 名所一望
ベトナム

2020年04月24日 09:47

観光名所を巡るオープントップバス=ベトナム・ホーチミン市

観光名所を巡るオープントップバス=ベトナム・ホーチミン市

 ここ数年ベトナムへの観光客は増加傾向ですが、観光資源が少ないことが気になっていました。そんな中、今年に入り屋根が取り払われたオープントップ型2階建て観光バスをホーチミン市内でよく見掛けるようになりました。街中で目を引いていたため、気になって試しに乗ってみました。

 このバスは市内中心部にあるサイゴン中央郵便局を出発地点として、戦争証跡博物館、ベンタン市場など定番の観光名所を網羅したコースを走ります。乗車時に渡されるイヤホンを各座席のイヤホンジャックに挿し込むとさまざまな言語で観光案内を聞くことができます。英語や中国語、フランス語など7言語が採用されている中、日本語がないのは残念ですが、2階がオープンエアーになっており、風を感じながら景色を楽しめるのは大きな魅力です。目線が高い分、見慣れた景色も普段とは違って見え、観光客だけでなく当地に駐在している人にも楽しい経験になるでしょう。

 ベトナムは製造拠点やマーケットとして世界中の注目を浴びており、特にホーチミン市は経済活動が活発です。今後さらなる発展のためには観光振興も課題の一つですが、観光資源が限られる中、オープントップバスのような取り組みは注目に値すると思います。

 ベトナムでは今後、地下鉄や高速道路などのインフラ整備が進む予定で、観光客はもちろん皆が楽しめる施設や設備を充実させてほしいと思います。それによってベトナムの魅力が増し、人が集まり、オープントップバスのような取り組みと合わさることでさらなる経済発展につながる好循環が生まれるでしょう。このところ新型コロナウイルス感染拡大の影響で市内の活気が落ち込んでいますが、一日も早く収束し活気が戻ることを願っています。

 大野寿さん 大垣共立銀行ホーチミン駐在員事務所長を経て3月からOKBコンサルティングベトナム・ホーチミン支社長。岐阜市出身、41歳。


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