ふるさとへの便り
障害者施設の活動支援
エクアドル

2020年05月08日 10:19

できた縫いぐるみを一つずつ手売りしているところ=エクアドル

できた縫いぐるみを一つずつ手売りしているところ=エクアドル

 皆さんこんにちは。南米のエクアドルに派遣されてはや1年5カ月がたとうとしています。現在は世界的に流行している新型コロナウイルスの影響で残念ながら一時帰国となってしまいましたが、エクアドルでの活動を少し紹介します。

 私が住んでいた所はエクアドルの南東に位置する町で、少し歩けば必ず知り合いや友達と出会えます。職場は地元市役所が管轄する障害者施設や高齢者施設で、巡回してスタッフの手伝いや、活動のアドバイスなどをしていました。スペイン語力が足りないこともあって言いたいことが言えず、悔しい思いをすることもありますが、利用者や同僚、エクアドルの家族の助けもあり、楽しく活動していました。

 ある障害者施設では主に知的障害や聴覚障害などのある成人が毎日通っています。以前からこの利用者は毎日何らかの作業を行っていましたが、その成果物はいつも誰にも披露することなく棚の中に片付けられたままになっていて、ずっともったいないと感じていました。同僚に相談したところ、縫いぐるみを作って販売することになりました。

 私は計画をしっかりと立てたかったのですが、同僚や利用者はそんなことはお構いなしに一度やると決めたらどんどんと進めていきます。やりながら決めるというのがエクアドルのやり方です。失敗しても最後には何とかしてしまうエクアドル人のすごさに感心しながら、なんとか縫いぐるみを完成させることができました。縫いぐるみは全て売ることができて、初めて施設名義の銀行口座を作り、売上金を入れることができました。「このお金を使ってみんなで旅行に行きたいね」などと楽しそうに話しているみんなの様子を見て、やってよかったと思えた活動でした。

 砂畑あゆみさん 病院、高齢者施設勤務を経て2018年から青年海外協力隊員としてエクアドルで作業療法を実施。高山市出身。36歳。


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