ふるさとへの便り
理科の授業、教師に助言
サモア

2020年06月05日 11:43

植物の観察を終え、うれしそうに花を見せてくる子どもたち=サモア

植物の観察を終え、うれしそうに花を見せてくる子どもたち=サモア

 「Malo!(=サモア語で『こんにちは』の意)」。初めまして。私はサモアで青年海外協力隊員として活動しています。突然ですが、皆さんはサモアのことをどれぐらい知っていますか。最近では、少し前にラグビー世界大会で日本と戦ったこともあるので名前は耳にしたことがあるかもしれません。サモアは南太平洋(オセアニア)に位置し、ウポル島、サバイイ島など七つの島からなるとても小さな島国です。

 私は、首都があり最も栄えているウポル島からフェリーとバスを乗り継いで片道5時間以上かけてたどり着くサバイイ島のサパパリイ小学校で活動しています。サバイイ島はウポル島とは対照的にサモアの文化や伝統が今でも非常に色濃く残っており、生活する人たちはとても優しく穏やかなのが大きな特徴です。

 私はもともと日本では小学校の教員として岐阜県内で8年間仕事をしていました。サモアではその経験を生かして、子どもたちに理科や算数の授業を行ったり、放課後や休み時間に学習支援の必要な子に個別で指導したりしています。また、現地の先生から「特に理科の授業の仕方をアドバイスしてほしい」との要請を受けて、一緒に授業内容を考え、それに合わせた教材の準備を協力して進めています。

 現地の子どもたちは机や椅子、また消しゴムなどの学習用具が満足にそろわない中でも非常に学習意欲が高く、私自身もいつも刺激を受けています。だからこそ、私が任期を終え帰国しても現地の先生だけで今まで以上により良い授業ができるようになり、多くの子どもたちがそれを受けてもっともっと学力を伸ばしていく流れを生み出せるよう、これからも自分にできることを模索しながら挑戦していきたいです。

 亀井英喜さん 関市立板取小学校勤務を経て昨年8月からサモアへ派遣。小学校で理科・算数の指導を行う。可児郡御嵩町出身。32歳。


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