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越山 智子さん
東大病院看護師長

2018年01月05日 10:34

自分の時間で勉強に励み、幅広い知識を仕事に生かす越山智子さん=東京都文京区本郷、東京大学病院

自分の時間で勉強に励み、幅広い知識を仕事に生かす越山智子さん=東京都文京区本郷、東京大学病院

自分を磨き他者を癒やす

 高校時代に家族が入院し、働く看護師を間近で見て憧れを抱いた。県の弁論大会で終末期医療を取り上げ上位入賞するなど、憧れに終わらせない行動力で夢を手元にたぐり寄せていった。

 より厳しい環境を求めて故郷の高山市を離れ、旧東大付属看護学校に進学。東大応援団のチアガールとして活躍し「完全な体育会系で、6大学野球の応援もした」。卒業後は東大病院へ進み、脳神経外科や整形外科、手術部などで力をつけていった。

 大切にするのは「自利利他」の精神。自分を磨き他者を癒やす。終末期医療にも力を入れ「緩和ケア病棟やホスピスと遜色ない」との自負がある。

 現在は看護師をまとめる立場。患者の最期をみとった看護師の思いをスタッフで共有し、瞑想(めいそう)を取り入れるなど幅広い知識に基づき、心身のケアに努める。

 斐太高校では女性初の生徒会長を、3人の子の母としてはPTA会長も務めた。「仕事も結婚も子育てもしたかっただけ」。苦労を感じさせない笑顔で、後進に大きく道を開いてきた。

 結婚や出産を機に職場を去る人はいる。「私の姿を見て、若い人たちが自分にもやれると感じてくれたら」。東京都練馬区在住。52歳。

(岐阜新聞 2018年1月5日掲載)


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