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五十川 留爽さん
書家

2018年04月20日 10:06

「自分ならではの表現を追求したい」と作品を紹介する五十川留爽さん=岐阜新聞東京支社

「自分ならではの表現を追求したい」と作品を紹介する五十川留爽さん=岐阜新聞東京支社

会社辞め28歳で書の道へ

 美濃和紙に筆を振るい、柔らかく温かみのある書を手掛ける。「自分ならではの表現を追求していきたい」。穏やかな口調にも信念が伝わってくる。

 転機は28歳の時。短大を卒業し、岐阜市内のホテルで働いていた。「このままでいいのだろうか」。将来への不安を抱える中、友人の紹介で書家・故篠田瀞花さんの社中展を訪れ、人生を懸けるものに出会った。

 「私も門下に入りたい」とその場で篠田さんに志願、会社を辞め、翌日から篠田さんの元に通った。朝から夜まで書道漬けの日々。2003年には日本教育書道芸術院で師範の資格を取得した。

 32歳で上京。「技術を身に付けるまでは組織の中にいても、そこからは自分らしさを見つけ出して」。そんな篠田さんの言葉を胸に、新たな表現に挑戦している。

 先日、東京都内で開かれた個展。来場者から「白と黒の世界に色が見える」「書の後ろに風景を感じる」との声が寄せられた。「書道をやっていない人でも楽しんでもらえる作品を描きたい」と語る。美濃市出身、東京都杉並区在住。45歳。


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