頑張ってます岐阜県人
山本 索さん
徳川美術館管理部長

2018年06月15日 09:41

「訪れる人の心と暮らしをより豊かにしたい」と語る山本索さん=名古屋市東区、徳川美術館

「訪れる人の心と暮らしをより豊かにしたい」と語る山本索さん=名古屋市東区、徳川美術館

来館者の心と生活豊かに

 尾張徳川家の什宝(じゅうほう)を現代に伝える徳川美術館(名古屋市東区)の魅力を「たくさんの時間が降り積もった物の重みが感じられる場所」と表現する。元は神戸市のFMラジオ局のプロデューサーだった。「みんなの心と暮らしをより豊かにしたいという目標は今も変わらない」と、経験を生かそうとしている。

 「心の友だった」というラジオ。FM局入社の翌年に阪神大震災を経験した。「職業人として今、何をすべきか」。崩れたまちで立ち尽くし、自問自答を繰り返しながらリスナーと向き合った。

 「水がくめる場所がある」「豚汁の炊き出しやってます」。お便りを生活情報として発信し続けた。「ゼロになってしまった誇りある神戸のまちを、リスナーと共に築き直した10年間だった」と振り返る。

 社会福祉に携わる東京都の公益財団法人を経て今年3月から同美術館に勤務、5歳から高校卒業までを過ごした岐阜に戻ってきた。「いい時間だったなと笑顔が生まれるのが文化の力。ふるさと東海のために尽くしたい」と語る。兵庫県出身、可児市在住。母校の日本大芸術学部の非常勤講師も務める。52歳。


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