頑張ってます岐阜県人
木村 真光さん
日本画家

2018年08月17日 09:39

「胎児の神秘的な美しさを表現したい」と語る木村真光さん=東京都台東区

「胎児の神秘的な美しさを表現したい」と語る木村真光さん=東京都台東区

胎児の世界テーマに創作

 今にも胎児の心音が聞こえてきそうだ。「体の中にある神秘的な美しさを表現したい」。都内で教員として働く一方、「胎児の世界」をテーマに日本画を描いて2年になる。

 岐阜市出身。家族の影響で幼い頃から美術展を訪れ、日本画の美しさに心を奪われた。高校を卒業後、武蔵野美術大大学院で本格的に美術を学んだ。

 胎児の絵を描くようになったきっかけは、親族に見せてもらったエコー写真だった。「人を包み込む空間、そして身体の中。二つの宇宙がある」。衝撃だった。

 この感動を作品として表現するため、妊婦らの話を聞いた。「自分の中にもう一つの命を持つ感覚は、自分が抱いている生命の感覚とは違っていた」。友人に頼み、生まれた直後の赤ちゃんの様子を書き留めたりもした。

 独創的な作品は今年、県美術展の一般部をリニューアルした第1回ぎふ美術展の日本画部門で最高のぎふ美術展賞を受賞。今月27日からは、初めて都内で個展を開く。「見た人の心に響き、何か引っかかる感覚を持ってもらえれば」と話す。東京都台東区在住。31歳。


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